ネットショップについて思うこと
初めに、作り手の私を離れて、1人の消費者としてオンラインショップを眺めた場合の思いを少々書いてみますね。
同じ商品を購入するならば、店頭・ネットの区別無く、もちろん安い方から買いたい気持ちは強いです。しかしながら、開発者がこんな発言をするのはどうかと思いますが、 正直に申し上げると、私はネット社会が浸透した現在に於いても、商品によっては未だネットショップで物を買う行為に抵抗を持っているんです。
何故か...
理由は、ソフトウェアーや保守サービスなどの無形商品を除けば、心の何処かで「自分の目で確認し」「手に取って肌触りを確認し」「大きさを感じ」「重さを感じ」「色を確認し」 「時には香りを確認し」、納得した上で購入に踏み切りたい思いが強いからです。
どうでしょう?私のような考えをお持ちの方は意外に多いのではないでしょうか?
知らないお店で、尚かつ商品の善し悪しを判断できる材料が写真と紹介文だけとなれば、ギャンブル性の強い買い物に対して、ある種の拒否感を持つユーザーが多く存在するのは極めて自然です。 こんなターゲットユーザーの心理を、どう購入に導くかが成功の足がかりになるハズです。
売れるネットショップを運営するには
最近のユーザーは、オンラインで買い物をする経験に富んでいますから、陳列内容についても接客対応についても要求が高いのです。
まずは、この部分を再認識し、ターゲットユーザーの買い物意欲を高め、支持されるショップの要素を把握する必要があります。
直接的インパクトとして、「品数の豊富さ」が上げられます。また、ショップ自体の付加価値を高める意味では、 「そのショップで無ければ手に入らない希少商品」の取り扱いが可能ならば、おのずと有利性が増すでしょう。また、他店舗と同じ商品を扱う場合は 「値段設定等の面で他と差別化を図る」必要もあります。
一方、間接的インパクトに目を向けると、「購入者に安心感を与える」に尽きるでしょう。
商品購入後のアフターフォローはもちろんのこと、購入の連絡が入れば相手に承った旨を連絡する必要がありますし、予約受注で処理する場合には出荷予定日を連絡する必要もあります。 また、その後商品がどう動いているかの中間報告をすれば購入者は尚安心出来ますし、発送処理完了の連絡はもちろんの事、荷物の移動状況は宅配業者の追跡システムにリンクを張る気配りも大切です。
整理してみると結構行わなければならない業務って多いですよね。
ここまでの流れが完璧に行われ、そして尚かつ問題の無い商品を届けることによって、リピーターを増やす(顧客満足度を上げる)結果に繋げられる訳です。
運営する準備は出来ていますか?
貴方がこれから始めようとしているオンラインショップは、何を売る目的で開設しようとしていますか?
扱う商品が細かければ細かい程、出荷にかかる手間暇が増します。予めその辺の負担に対応出来る体制を整えておく必要があるかも知れません。
定期的に棚卸しを行い、在庫をシステムに反映させる作業も必須です。また、ユーザーの都合でキャンセル依頼が発生した場合の対応方法も考えます。
掲載する商品の値段設定はどうするのか、送料は徴収するのかサービスか等々、オンラインショップのシステム開発に着手する上で、 明確にしておかなければならない案件を、今一度整理してみましょう。
焦らず時間をかけてください
オンラインショップは、初期投資が少なく、人件費もかからず、1年365日文句も言わず働き続けてくれる優れた媒体ですが、メリットばかりではありません。
これまで申し上げた通り、オンラインショップは気軽に始められても、決して気軽に結果が出せるものでは無いというのが、私の持論です。
これからネットで商売を始めようと希望に満ち溢れ、RISEONE SYSTEMS のページをご覧下さった方々へは、出鼻をくじくような物の言い方に申し訳なく感じますが、現実はこうなのです。
だからといって、決してネットショップを否定している訳ではありませんので念のため。
端的に表現するなら、「貴方の向き合い方次第」だと申し上げたいのです。
そして、貴方が公開したオンラインショップの認知度を上げ、より多くのリピーターを取り込み、 売上げを上げる為には相応の時間が必要であるということも、併せて申し上げたいのです。
(株)ライズワンは、上記の現状を真摯に受け止め、常に一歩先を思い描ける方に多面的な角度から惜しみないご協力をさせて頂く所存です。
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